鍼灸治療とは、体の特定の経穴(ツボ)を鍼または灸で刺激し、痛みを取り除いたり、内臓の働きを整えるものです。
鍼の効果としては、筋肉に鍼を刺すことで筋肉内の受容器(センサー)が反応し
筋肉が弛緩(やわらかく)し血流の改善がみられます。
皮膚に鍼を刺したり、当てることによりことにより受容器(センサー)が反応し自律神経に作用し
血液・リンパ液の代謝の向上、脳内に痛みを抑制するエンドルフィンが分泌されます。
灸の効果は、免疫機能を高める、副交感神経を抑制する(アレルギーを抑える)、
白血球などの活動を高めるなどがあります。
◇よくある質問(鍼)
Q.痛くないの?
皮膚に刺さる時に少しチクッと感じることもありますが、鍼自体の太さは髪の毛程なので、ほとんど痛みを感じません。
爪で皮膚を少し押される程度です。
Q.血が出たりしない?
鍼は0.16㎜ほどのとても細いものを使用するので、出血の心配はほとんどありません。
Q.普段の治療と何が違うの?
マッサージなどでは直接触ることのできない部分に対しても、鍼は直接刺激することができるので、より効果が期待できます。
Q.何本くらいさすの?
症状にもよりますが、大体10~15本くらいです。
◇よくある質問(灸)
Q.熱くないの?
43℃前後になるよう、調節しながら行いますので、少し熱いお風呂に入っている程度です。
もし、熱く感じましたらすぐ取り除きます。
Q.やけどしない?
皮膚に直接モグサを乗せて火をつけるやり方では行いません。当院では、鍼の上にモグサを乗せ、間接的に温める〝灸頭鍼”や、台座の上に乗っているお灸を使用しますので、やけどの心配はございません。
Q.においはつかないの?
当院では昔ながらのモグサを使用しますので、においはついてしまいますが、お灸本来の温熱効果、免疫力の向上が期待できます。
一応消臭剤の準備はありますので、ご希望の方はお声がけください。